Parosphromenus parvulus "Barito selatan" Kalimanta tengah

パーブルスはサンピット水系、メンダワイ水系、カハヤン水系、カプアス(西カリのではない)&バリト水系と中央カリマンタンに広く分布している最小型種です。体長は約2cmほどです。
この小型のグループはパロスフロメヌス属の中で2種のみ記載されていて、もう一種は西カリマンタンンのornaticauda種です。

パーブルス種の特徴は、背びれ尻びれが黒くその両方に赤いスポットが3~5個並んでいます。
画像の個体は尻びれと尾びれの一部に白いスポットがありますが、これは個体差で全く無い個体もいます。
生息域がリコリスグーラミィとしては割と広いので、地域バリエーションがもしかしたらあるのかもしれませんが、相当数、最低でも100個体レベルでみないと傾向のようなものは見えてこないと思います。
ほんの数個体でそれが地域差なのか個体差なのか判断することは難しいです。

リコリスグーラミィは止水の沼や池などに生息しているとイメージで勘違いしてらっしゃる方が多いのですが、むしろ逆でリコリスは流水を好みます。「え、こんな流れの速いところに?」と驚くこともあります。マウスブルーディングベタが生息する河川の2~3倍は流速が速いですね。
飼育の際は流速を極端に速くする必要はありませんが、流れはある程度付けた方がよく(ブラインシュリンプをあげると底に溜まらず流れに乗り、リコリスがそのブラインに追いついて食べることが出来るくらいの流速)、その水槽にクリプトコリネやモスなどの水草、流木、鉢など入れてやると流れが緩やかになる場所が出来、そこにリコリスは定位することが出来ます。

現地のPHは約4前後で、非常に酸性の強い濃いブラックウォーターに生息していますが、飼育下ではそこまで低PHにする必要はありません。しかし繁殖を狙うならPH5~6くらいまでは下げた方が良いかもしれません。
パーブルスを繁殖させる場合は、半分に割った小さな鉢でも流木でも良いのですが、底面から3cm以内に天井がくるように繁殖場所を設けてやると良いようです。皆さんが思うより結構低い天井ですよ。その方がパーブルスにとっては落ち着くようです。

バリトスラタン縮小.jpg
バリト・スラタンのパーブルスの生息地(実は結構な勢いで流れてます)
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