卸売について・・・

最近、多くのショップさんからチームボルネオの水草(主にブセ)を卸してほしいとメールを頂きます。
ボルネオの水草に人気が出て、皆さんがボルネオの自然を知るきっかけになるのは、ある意味大変嬉しい事ではあります。
ただ現在の当方の採集量はたくさんのショップさんに卸が出来るほどの量ではないのです。
今までお申し出いただいたショップさんに卸するとなれば、モノにもよりますが採集量はおそらく3倍では済まないでしょう。残念ながらそれを増やす予定は現在ありません。
お申し出をいただいたショップの皆さま、それぞれに植物に対する熱い思いを持ってらっしゃると感じます。
中にはアクア業界を支えられてきた老舗のショップ様もあり、その申し出すらお断りしなければならないのは心苦しい限りです。
この場を借りてお再度詫び申し上げます。



話は変わるんですが、今日あるショップさんから電話がありました。
「この草はTBさんのと同じ場所ですか?少し気にしてたんで(?)」
何の事か話を聞くと、僕が採集した同じ場所で別の採集人が水草を採集したかもしれない、と。
気にする・・・?同じ場所で採集した事をでしょうか・・・?
それが悔しくて僕が怒るのでは、と思われたのかもしれません。笑
まあ、気にするなら別の場所で採ればいいのにと思いますが、ボルネオの自然は当たり前ですが僕のものではありませんし、誰のものでもありません。
いや本来ならその国のものですし、広い意味では世界共通の財産です。

僕は1997年にバイランティの生きた個体を世界で初めてカプアス奥地から持ち出し、日本へ持ち帰りました。
しばらく経った後、その採集の起点となる村へ採集業者が来て、「私達はHIROの友人だ」と言って僕と行動を共にした村人を探しまわっていたそうです。
その後バイランティは日本へ大量に安定的に送られてくるようになったのです。
しかし物事は表裏一体、僕にとっては不利益でも業者が村に来た事によって今まで無価値だったバイランティが価値を持ち、村人はその採集を依頼され少しでも継続的なお金を得る事が出来たかもしれません。

ベタ・エニサエ、また当時学名はついていませんでしたがマンドール、クラタイオス、アントニー、リコリスのいくつかも僕が最初に日本へ持ち込み、その後業者ルートでも輸入されました。
逆にマクロストマなどは既に日本へ輸入されていましたが、僕はそれを採集しに行きました。何しろベタの王様ですから、チームボルネオとしてこの採集を自分で経験しないわけにはいきません。
誰かが先になれば誰かが必ず後になる、そういうことです。

ただ昨今の流れを見ていて僕がちょっとだけ残念に思うのは、一生懸命探しているのがもはや草というより他人の情報、他人が関わったドライバーや村人だったりする事が透けて見えるという事。それはバイランティを探しに来た「業者」みたいです。
自分が一体何をしていて、何と向き合ってるのか・・・それを考えると自分だったらとても満足できない。
とは言えその手法に賛成も否定もしません。人の考えは人それぞれであり、話をしてみなければ分からないところもあります。目指すところもそれぞれ違いますしね。

もうずいぶん前の話ですけど出射氏は僕に「この種類がここにおるやろ、で、この種類がここにおるやろ、だからこの山脈のここに絶対こういうヤツおるぜ!俺はそれを採りに行きたいんや!」と熱く話をしてくれました。
なんか・・・そういう話したいっすね。


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