※先日リリースのアリダルムの管理について

先日リリースにご注文いただいた皆様ありがとうございます。
今回は細長葉のアリダルム"Ngabang"をご購入の方へ、初期管理についての注意点です。

当温室ではこのアリダルムに関しては水中にて養生しておりました。
現在は溶けは止まって新根も発根し始めてはいますが、ここで水上に上げるのは得策ではありません。
調子の良い水草水槽に入れて新根と新芽を生やさせ、成長段階に移行させていきましょう。

今回のように一度状態を崩し不安定な状態の時は、特にアリダルムやブセファランドラのような水性志向の強いサトイモ類の場合、水上で管理するより水中で管理した方が圧倒的に管理しやすいです。
なぜ水中での管理の方が良いのか、その理由を挙げていきたいと思います。


・水中管理の場合、溶けた葉が他の部分に接触し溶けが感染する事が少ない。(ただし、溶けた葉はいち早く取り除くことが望ましいです)
水中でも特に流れの速い場所に置いておくと効果が高いです。
これが水上の場合、溶けた葉が下の葉や茎に接触し、その部分も溶けていきます。また水中でも止水だと効果が最大限発揮できません。

・水中は水上より温度変化が少なく変化もゆっくりしている。そして湿度(?)は常に100%である。
この時期は温度が下がったり、また今日のように急に30度を超えたり・・・昼夜の温度差も大きいです。またそれは湿度の変化も伴います。
このような環境は状態の不安定な草体には大きなストレスとなります。また健康な個体にとっても良い環境とは言えません。
熱帯の植物を状態良く管理するポイントは何度も書きますが、様々な外因を安定させる事です。

・そしてもう一つ、これは見逃しやすい点ですが、水中では草体の自重(重力)はほとんど無くなる、ということです。
草にはもちろん重さがあります。状態の悪い草体にとってはその自分の重さでさえストレスになる場合があります。
水中に入れる事で浮力が発生し葉元や茎、根にかかる重さの負担はほとんど無くなります。
例えばクリプトコリネ・ストリオラータなどの葉元が折れやすい種類は、水上に持ち上げただけで大きい葉は自重でパキッと折れる事があります。
しかし水中では浮力によって自重がほぼ無くなるので、それだけの大きな葉を広げて維持する事ができます。

以上、状態の不安定な時の初期水中管理のメリットをまとめてみました。
状態の悪い時の管理はストレスフリーと安定性を重視しましょう。
幸いアリダルムやブセファランドラは水性志向が強いです。水中でもほとんどの種類が問題なく育成できますので、この初期管理方法は効果が高いと言えると思います。


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